ビニルライニング鋼管製造事業
主力製品のひとつ、塩化ビニルライニング防食鋼管の製造プロセスです。
01
鋼管投入
材料となる鉄鋼管は荷受け後、専用の保管枠で待機、一次防錆処理を施されていない鉄鋼管については、当社の設備で酸洗浄による前処理を行います。もう1つの材料、塩化ビニル管は荷受け後、品種、呼び径別に細分化されたストッカーに投入します。
02
自動切出し・自動塩ビ管挿入
生産計画に基づき、材料である鉄鋼管をチャージ台へ整列させ、各サイズ毎の最適本数分をパレットに自動で切出します。塩化ビニル管は鋼管に合わせた本数分をストッカーより自動で切出し搬送します。パレットに搭載して運ばれてきた鋼管へストッカーから運ばれてきた塩化ビニル管を自動挿入します。
03
誘導加熱・赤外線加熱ライニング
IH(誘導加熱)方式で鉄鋼管表面を瞬時に加熱させ、その熱を塩化ビニル管に伝え熱膨張させる事で鉄鋼管にライニングします。同時に塩化ビニル管外面に塗布されている接着剤を熱で溶かし接着力を持たせて鉄鋼管内面に密着します。 加熱条件・速度条件は当社の長年のノウハウを蓄積しプログラム化されております。また管端部分は改めて、赤外線ヒーターにより加熱ライニングします。
04
端面処理・マーキング・検査
パイプを整列させ、端面より出ている塩化ビニル管を切断、及び研磨を自動で行います。端面処理終了後、品名等をマーキングして製品完成となります。製造した全数を検査台にて、検査員が内外面を目視でチェックします。また複数の物性試験を当社の試験機にて実施しており、品質保持に努めています。
05
製品結束・保管及び出荷
品種ごとに指定した本数が完成すると台上にて結束し、保管場所へ移動します。結束製品はお客様の指定納入日に合わせ荷揚げし出荷されます。